昨日のシステマの練習より:緊張をもらわず動きをもらう

昨日のシステマ杉並練習会でやった練習内容に関する話を書く。
相手からの攻撃に対して動く場合の考え方として、「相手から緊張をもらわず動きをもらう」というテーマで色々と練習を行った。
相手に合わせて動くというより相手の動きによって生まれる自分の内発的な動きが重要で、その動きの邪魔になる恐怖や怒り、緊張といった心理的・肉体的な夾雑物を除くことが欠かせない。
また、相手の攻撃を感じてできた動きを無視して自分が動きたいように動くと型にはめたような、その場の状況に合わない動きになってしまう。
そして緊張を作らずに動いた上で、状況に応じてその動きを使って攻撃者にカウンターを与えられるようになる必要がある。
問題になるのは次の2点。
・攻撃者に合わせすぎること
 相手の動きを予想して自分の動きを合わせようとしたり、相手の攻撃を待ったりしていると、後手に回る上に適切に動けない。動きを作るのは自分であり相手からもらうものは切っ掛けにすぎない。
・動きを生かせないこと
 既知の技に当てはめようとしたり、何をしようか迷ったりと、動きを阻害する要因があると攻撃者に適切に影響を与えることはできない。どうすれば動きを生かした攻撃ができるかは昨日の練習でフォローしたようにテクニックが必要になることもあるが、技に執着すると失敗する。
色々な練習を通じて適切な動きができるようになるしかない。
結論:練習しよう。