例の「一般に古武術というと何故か素手武術」の例がまた一つ。具体的に出てくる名称が合気道や大東流、骨法くらいなのでそういうイメージなのね。
— みんみんぜみ (@inuchochin) 2016年5月12日
やたら古武術とかに幻想持つやつwwwwwwwwwww : カオスちゃんねる https://t.co/jkNceMxYBh
「古武術」が素手の武術を指す言葉として使われ、しばしば剣術が無視されているという例が話題になっている。まとめサイトの話題で同様の例が過去もあった。
これについて以前、友人と似たような話になったので、そこで喋った内容を思い出しつつ書いておく。あまり整理された内容ではない。
- 古武術の話題で素手の武術を想定した話ばかり見るのは、現在の格闘技の練習者やマニアの興味関心が素手の試合を中心としたものであること、そして格闘技を題材とした漫画や小説、ゲームに登場する古武術が素手の格闘技であることも関係していると思われる。
- 剣術や他の武器術に対する興味関心の薄さといったものもある。
- だからと言って柔術のイメージがしっかりしているとは限らない。
- 恐らく多くの人がイメージする古武術は、現実:合気道 創作:陸奥圓明流であり、この両者の間を行ったり来たりしている。
- あと少し話が変わるが、古武術を参考にしたとされるスポーツ指導や介護技術といったものが知られるようになったため、身体操作技法に偏って認識されていることはある。
- 柔術の流派の名前を挙げろと言われて具体的な名称を出せる人は限られるのではないだろうか。これも漠然とした古武術イメージにまとめられて認識されていることとつながっていると思われる。