システマの感覚の練習について

  • 今週のシステマ杉並練習会の最後のワークの際に、パートーナーに対してリラックスした動きはどれだけ僅かなテンションのコントロールでできるかやった。
  • この種の感覚のために私がやった練習方法を書いてみる。
  • しかし自己流なので、その点は注意してほしい。
  • まず、真っ直ぐ立った状態で利き手の腕を曲げ、肘から先を前に伸ばす。前腕から手まで地面と平行に伸びた状態にする。指を伸ばし、手のひらは上に向ける。
  • 呼吸しつつ、この状態で身体が感じる緊張や重さがどうなっているか感じる。手、前腕、上腕、肩、首、胴体各部…と先端から順番に感じ取り、やがて足まで感じる。
  • もし変化を感じにくい時は、手の上に物を乗せて同じ状態になること。100g〜300gのものでよい。
  • 身体各部位の緊張と重さを感じたら、次は全身の緊張と重さを同時に感じる。繊細なニュアンスを全体として感じとるようにする。
  • この状態のまま手のひらが下を向くように前腕をゆっくり回す。
  • 緊張と重さが先の状態からどう変化していくかを感じる。
  • 完全に手のひらが下になったら、最初の状態とはまた違う緊張と重さを感じ取る。
  • これを左右それぞれやり、両手同時でもやる。
  • この一連の練習で感じている程度の緊張・重さとその変化を対人練習でも感じ取れるようにすること。感じるのは自分のことだけではなく、相手についても同じような緻密さ・細やかさで感じるようにする。
  • これは肘から先の重さを使っているのでかなり分かりやすい入門的な練習である。慣れるともっと小さく細かな段階に進む。