宮本武蔵と妖怪退治

田宮流関口流の平野匠八尚賢の河童退治の逸話から派生して六葉さん(@h_rokuyou)の以下のようなツイートがあった。



しかし宮本武蔵は妖怪退治のエピソードが多いほうだと思う。


まず有名な話として狒々退治の話がある。
浄瑠璃の『花筏巌流島』(武蔵が吉岡の子であり、親の仇の佐々木小次郎を追うという設定で有名)に登場する。
この話は類話が多く、有名な岩見重太郎の狒々退治の話とも大差ない。
花筏巌流島』と狒々退治については吉川英治が『随筆 宮本武蔵』で紹介している。


他に有名な話として姫路城の長壁姫の伝説に絡んで化け狐を退治した話と丹波で野衾を退治した話がある。
浮世絵にもなっていて、下で紹介されている。
第二回 兵庫ゆかりの伝説浮世絵 | 神戸っ子
長壁姫の話はwikipedia:長壁姫のほうが分かりやすい。


これ以外にも浮世絵になっている妖怪・怪物退治がある。
山鰐退治→https://ja.ukiyo-e.org/image/mfa/sc229217
天狗退治→https://ja.ukiyo-e.org/image/waseda/201-4218
鯨退治→https://commons.wikimedia.org/wiki/File:Musashi_on_the_back_of_a_whale.jpg


色々退治しすぎなくらいである。
国芳の浮世絵で有名な鯨退治が一番意味不明だが、山口貴由衛府の七忍』を読んでいると「さすがの宮本殿も鯨には勝てまい」とか言われて「勝てぬと申したか! ならばこの武蔵勝たねばならぬ!!」とやっちゃったのではないかと思ってしまう。