町田市立国際版画美術館「自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート」

公式サイト:自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館
今日は午前中時間があったので町田市立国際版画美術館に行ってきた。
国際版画美術館に行くのは1996年の「書物の森へ 西洋の初期印刷本と版画展」以来だ。
今回は企画展「自然という書物 15~19世紀のナチュラルヒストリー&アート」を見にいった。
15~19世紀の西洋の自然誌/博物学とアートのつながりを中心とする書物の展覧会だ。

撮影できるのは展示の一部だがそれでも多い。




先日行った東洋文庫ミュージアムの「フローラとファウナ 動植物誌の東西交流」と被る展示もある。
例えばシーボルトの著作はこちらでも展示されていた。
machida77.hatenadiary.jp
この企画展では本草学、博物学、地誌といった分野だけでなく自然を元にしたデザインへの応用も扱っている。



もう一つ、特集展示として「日本の自然と多色摺木版の世界」が開催されている。
日本の自然と多色摺木版の世界 | 展覧会 | 町田市立国際版画美術館
こちらは全て撮影可能。
絵の手本となる中国や日本の図譜、花鳥画北斎と広重の名所絵が中心。
琳派の作品や神坂雪佳の「百々世草」も展示されていた。

町田の国際版画美術館はなかなか興味深い展示をするが、遠いため滅多に行く機会がない。
久しぶりに来たら、国際版画美術館の隣に計画されている国際工芸美術館の建設反対のポスターが周辺のあちこちにあった。
こういう状況も行ってみないとなかなか分からない。