ただの数学パズルの本かと思ったら違った!『考える本』

 以前、ある図書館で小林泰而『考える本』(岩波ブックセンター、1986)という本を見かけた。
 「はじめに」によると、著者は学校の校医で、病気で休んだ人に薬を渡す際に簡単な問題を宿題として出すことで休んだ損を取り返してあげようとしてきたのだという。
 同書の問題は小学校5年生向けで、考える力を増進するような問題を集めたものだとされている。
 気になるところがあったので別の図書館で借りてきた。


 ほとんどの内容はかなり簡単な数学(算数)クイズで、魔法陣や確率の問題などが含まれている。

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