チェコが東欧で主流のAKクローンから離れ、新規設計の銃を採用する方向で動いていることは以前書いた。
(チェコの次期軍用アサルトライフルCz S805 - 火薬と鋼、チェコの次期軍用アサルトライフルの追加画像 - 火薬と鋼)
どうやらポーランドも同様に非AKの銃を開発しているらしい。毎度お馴染みREMOV氏による画像が公開されている。
MSBS-5,56 the Polish new assault rifle system - The SecurityArms Message Forum
http://i62.photobucket.com/albums/h90/REMOV/Inne/_MSBS-556_01.jpg
http://i62.photobucket.com/albums/h90/REMOV/Inne/_MSBS-556_02.jpg
http://i62.photobucket.com/albums/h90/REMOV/Inne/_MSBS-556_03.jpg
銃の名前はMSBS-5.56 (Modulowy System Broni Strzeleckiej 5.56 mm)で、モジュラー式で様々なバリエーション展開が見込まれている。
紹介されている画像はコンパクトなブルパップ式とスタンダードなアサルトライフルの二種類だが、この他に狙撃銃、軽機関銃が同じレシーバーから構成される予定だ。
写真はモックアップで、プロトタイプは来年12月公開予定。
現在、AKシリーズの銃は必ずしもこれからの時代の要求に応えられるものとはみなされていない(求められる要素は違うが、その点はM16やM4も同じ)。
東欧の中でも銃器開発・製造の基盤が強いチェコやポーランドがAKクローンから離れるのは納得できる話だ。
とは言えAKから離れたからといって実際に完成した銃が期待したものになるとは限らない。実際どのような評価の銃になるか。
この種の銃の実状はなかなか伝わりにくいものなので、海外の軍用銃を専門に扱う雑誌の記事でも気長に待とう。
(2009-3-15)
情報追加
http://www.altair.com.pl/start-2224