米軍の採用拳銃の動向

米軍の制式採用拳銃の動向は、同軍のアサルトライフル・カービンをめぐる状況と似ている。
どちらも何年も前から問題点が指摘され、新しい銃の採用が示唆されているにも関わらず、いまだに同じ銃の購入が続いている。思うに、欠点はありつつもそれなりの性能は満たしているため、緊急の問題だとみなされていないのではないだろうか。
今年8月にもArmy TimesでM9ピストルに替わる新しい拳銃の要望や候補についてまとめた記事が公開された。

この記事では各社の候補(SIG、Glock、H&K、Colt、Springfield)について長短を整理している。しかしかなり情報量が限られており、これがアメリカでの代表的な認識とは考えないほうがいいだろう。
そして今年9月にはまた1万5千丁以上のM9ピストルの購入が報じられた。
http://www.berettausa.com/usarmypurchasesadditionalberetta9mmpistols/
新しい拳銃の採用はまだ先のことになりそうだ。