たまにここで護身用品を紹介している。
あの種の護身用品の中には格闘技道場の宣伝兼収入源になっているものがある。
どういうことかと言うと、次のようなビジネス・モデルがあるのだ。
1.格闘技の指導者が護身用品をデザインする。
2.製造・販売する。自前で製造することはなく、大抵外部で作らせる。
3.使い方のDVD販売やセミナー等で指導もする例もある。
これは主にアメリカで盛んなビジネス手法だ。
有名なクボタンはこの典型的な例で、いつ頃からか分からないが、海外の格闘技道場の一つのビジネスモデルとして定着している。ウチでは紹介したことがないが、トラベル・レンチと呼ばれる護身用品もこの一例だ。
http://www.kellyworden.com/travel-wrench--saf-t-wrench
ポイントは、法的規制に引っかからない素材・形状の護身用品で、値段も催涙スプレーやスタンガン等より安く、バックアップとして買っても負担にならない大きさ・価格であること。多くの場合樹脂製で、日本円にして5,000円以下のものが多い。1,000円以下のものも珍しくない。
また、指導を通じて客を集めたい場合には、使い方を習ったほうがいいと思わせる程度に使い方が難しい必要がある。かといって扱いが難しすぎるとそもそも売れないので、バランスが難しい。
この分野は競争が激しく、数年で道場ごと消えている場合もある。