ククリ(グルカ・ナイフ)の技法

ネパールやインドで使われるククリ(グルカ・ナイフ)の用法を聞かれることがたまにある。
体系だてて説明するのは難しいので、大雑把に紹介しておこう。
多様な使い方があるが、下の洋書に詳しい。ククリそのものの知識も含め、参考になる本だ。

The Fighting Kukri: Illustrated Lessons on the Gurkha Combat Knife

The Fighting Kukri: Illustrated Lessons on the Gurkha Combat Knife

ククリは重さがあるため、薄刃のマチェット等とは使い方も違っている。ククリは重さを活かして切る・あるいは打ち込むようにする。
通常のコンバット・ナイフと比べて重く厚い蛤刃は、相手の骨を折り割ることもできる。
屈曲した長いブレードのため、逆手で持った場合も通常のナイフと違った間合いで切る攻撃に使いやすい。
また、ハンドルを両手で持って使う用法があり、頭や首に振り下ろす、突く際などに使われる。
下はグルカ兵のデモンストレーション。

次の動画はククリの使用法を教えるイギリスの格闘技道場のTora Martial Artsから。私が持っているククリの一つはここから買った。