総合格闘技で腕十字は決め手になりにくくなったか?

次のような記事があった。
腕十字が、総合の極まり手になる場面が減ってきた気がする(非統計) - はてな内移転準備中※何度か試みたが巧くいかん
さすがに総合格闘技の大会全体を見るわけにはいかないが、UFCについてはこの種の統計があるので、調べてみた。
MMAの技術指導、解説を行っているMMA121というWebサイトがある。そこではUFCにおける関節技についての統計が公開されており、年次推移も見ることができる。
腕十字=アーム・バーについての統計は以下のページに公開されている。
The Arm Bar Submission - Stats & Facts From UFC / MMA
これによると、UFCの最初の10年、1993〜2002年に腕十字が決め手となったのは7.8%。しかしその後UFCの試合で決め手となったのは3.9%となっている。2012年では3.5%、2013年では2.8%、2014年では400以上の試合のうちの4回、なんと1%に満たない数にまで落ち込んでしまった。明らかに減少傾向にある。
この傾向については同サイトの次の記事でも書かれている。
Can The Arm Bar Ever Be A Dominant Force Again? - MMA121
今後腕十字が支配的な技に返り咲くか、というと今のところその兆しは見えない。