皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび―受け継ぐ美―」

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび」 特設ページ

皇居三の丸尚蔵館 開館記念展「皇室のみやび―受け継ぐ美―」に行ってきた。
平日でもすぐに予約が埋まる状況で、行ったら早々に会場前に列ができていた。
しかし展示点数が少ないこともあって、見終わるのにそんなに時間はかからない。
現在の展示は《春日権現験記絵》、《蒙古襲来絵詞》、伊藤若冲動植綵絵》の《梅花群鶴図》《棕櫚雄鶏図》《貝甲図》《紅葉小禽図》、小野道風《屏風土代》だ。
春日権現験記絵も蒙古襲来絵詞もどちらも首掻きの場面が出ているので首掻きシーズンと言っていいだろう。
蒙古襲来絵詞の舟戦の場面は永青文庫の秋季展
永青文庫 「秘蔵!重要文化財「長谷雄草紙」全巻公開 ―永青文庫の絵巻コレクション―」 - 火薬と鋼
で見たのとちょうど同じところだ。
若冲の繊細さは実物を見て初めて分かるすごさで、紅葉小禽図の鳥の羽毛があんなに細やかに描き込まれていたとは驚きだった。梅花群鶴図の梅にも同様の驚きがあった。やはり実物を見ないと分からないことは多い。

同時開催の「令和の御代を迎えて―天皇皇后両陛下が歩まれた30年」は、絵画・工芸品や衣装など面白いものもあるが皇室アルバムをみるような皇室ファンでないと楽しめないだろう。