三鷹市美術ギャラリー「石井立が遺したもの」、武蔵野ふるさと歴史館「戦争と武蔵野X 映像資料からみるB-29」

三鷹市美術ギャラリー太宰治展示室の企画展示「石井立が遺したもの」に行ってきた。

筑摩書房の編集者・石井立の資料が遺族から三鷹市に寄贈されたために開催された展示だ。
太宰や井伏鱒二坂口安吾三浦哲郎らとの関わりについて書簡、葉書、原稿、出版物で展示解説している。
石井立は中央線沿線の作家とも関わりが深いわりにこれまでこうした展示は無かったので初見の情報が多い。
無料配布の図録は展示解説だけではなく寄贈者・石井耕氏や研究者・安藤宏氏による文章もあり、作家の影となって役割を果たした石井立の様子が伺える。


足を延ばして武蔵野市立武蔵野ふるさと歴史館へも行ってきた。
武蔵野ふるさと歴史館は毎夏、武蔵野市にあった中島飛行機武蔵制作所に絡んだ展示をしていて今年は「戦争と武蔵野X 映像資料からみるB-29」。

米国国立公文書館B-29の映像上映や武蔵野市の空襲体験に関する記録を展示しており、展示室の床にはB-29の尾翼の実寸大の図が描かれている。
さすがに10回も戦争に関する展示を行っているので過去の企画展で見た展示物も含まれる。
今回初見だったB-29の映像はアメリカの戦時中のニュース映画で、B-29製造の様子を紹介しているものだ。
また様々な体験、記録からB-29の大きさを示す展示が並び、床の図もその一つだった。

午後は紀伊国屋書店新宿本店で開催中の国書刊行会フェアへ。