TOPS Knivesの戦闘用ナイフRapid Strike

www.topsknives.com
TOPS Knivesの2019年新製品の一つがRapid Strikeだ。
ここで何度か紹介したように護身用として近年人気がある細身のスタイルとなっている。
基本的に両刃だが、注文で法規制に対応した片刃にすることも可能。
全長21.9cm、ブレード長10.5cm、鋼材の厚さ3mm
鋼材は154CM、ハンドル材はG-10、シースはカイデックスにスプリング鋼製のクリップが付いている。
メーカー希望小売価格は180ドル。

米ビックスバーグで住人が侵入者の銃を奪って撃つ

www.personaldefenseworld.com
素手と銃を持った人間では素手が不利だが、そういう状況で素手の側が勝った話も時折報じられる。
今回の話は先月報道されたアメリカ・ミシシッピー州ビックスバーグの事件だ。
19歳の住人がアパートに帰った際にドアが少し開いているのに気付いた。
注意して家に入ると、銃を持った男が寝室から出てきて、住人は最終的に相手の銃を奪って侵入者を射殺したという。
どのような状況だったかの詳細は報じられていないが、一つの事例として紹介しておく。

江戸時代、エイと子を作った男の話

Twitterで以下のような話が出て話題になっている。
togetter.com
この種のエイに関する逸話や伝説はいくつもある。
私が知っている話の一つは、江戸時代前期に出版された『奇異雑談集(きいぞうだんしゅう)』に載っているエイと人の間に生まれた子の話だ。行為に及ぶだけにとどまらず子供が生まれてしまっているのである。
この話は手に入れやすい本では岩波文庫の『江戸怪談集(上)』に収録されている。
有名な話なので他で読んだ人もいるかもしれない。

江戸怪談集〈上〉 (岩波文庫)

江戸怪談集〈上〉 (岩波文庫)

この本から該当する話を現代語訳して紹介しよう。

伊勢の浦の小僧、円魚(えいのうお)の子の事


京都紫野の大徳寺は、応仁の乱の折に寺から僧侶達が避難し、散り散りになった。
大徳寺の岐庵和尚の弟子某書記、字は牛庵、俗姓は中村という僧は近隣の国へ行き、伊勢の国の海辺の漁村に辿りついた。
山の腰(中腹と麓の間)に小さな庵があり、登っていくと遠景が素晴らしい。
牛庵が庵の縁側に腰をかけて休息すると庵主が現れて雑談をした。
庵主が小僧を呼んで、「お茶を出しなさい」と言うと、小僧が茶を持ってきた。
牛庵がその小僧を見ると、人のようで人ではない外見をしている。
不思議に思ってよくよく見ていると、庵主はこの小僧はエイの子なのだと言う。
それを聞いた牛庵がますます不思議に思ってその事情を尋ねたところ、庵主は次のように語った。


麓の漁村にある漁師がいて大きなエイを釣った。
家に持ち帰ってエイを裏返しに置いていたら、その開閉の動く様子が人のようだったので、これを犯したところ、本当に人のようだった。
漁師は不憫に思えてきてそのエイを海に放した。エイは喜んで海中に入っていったようだった。
それから10か月が過ぎて、漁師に夢にエイが現れ、
「あなたの子がいます。他所の浦の岩の間にいるので、探して取りあげてください」と言ったところで目が覚めた。
不思議な夢だが、よくよく考えると身に覚えがあることだ。
漁師がその浦に行って探してみたところ、子供がいた。
抱えて家に帰って育てると人の形に育ったので、私(庵主)が弟子として引き取って、庵に置いている。
年齢は今年で18歳になる。人というか、人にあらずというか。


庵主と牛庵は一緒になって笑い、牛庵はその場を辞去した。


本草学に囲魚というものがあるがこれは別である。今、円魚(えいのうお)の字は明らかではないので見当をつけてこれを書いた。

ケニアホテル襲撃事件のSAS隊員のナイフ装備位置

www.dailymail.co.uk
個人的な興味で専門家がどこにナイフを装備しているかの画像や情報を時折集めている。
今回は今年一月にケニアで発生したテロ事件、ケニアホテル襲撃事件 - Wikipediaの報道から。
2019年1月15日に武装グループがケニア・ナイロビ市のホテルを襲撃、自動車爆弾による自爆攻撃と銃撃により死傷者が出る事件が発生した。
この事件でケニア軍特殊部隊の指導のために来ていたイギリス陸軍特殊空挺部隊SAS隊員が現地の警察・軍と協力したのだが、上の記事はその際のSAS隊員の装備を解説している。


https://www.dailymail.co.uk/news/article-6598189/Hero-SAS-soldier-Navy-Seals-helped-battle-Islamist-terrorists-attacking-Kenyan-hotel.html

ここではプレートキャリアーの前、下腹部の部分に水平にナイフを固定している。
ハンドルは右側に、エッジは下側になるようになっており、右手で抜きやすい位置にあることが分かる。
ナイフはBark River Knivesのナイフのように見えるがはっきりしない。

ダグ・マルカイダによるステッキ術

www.youtube.com
フィリピン武術の指導者ダグ・マルカイダがステッキを使った技術の動画を公開していた。
カーブした部分で引っ掛けたり長さを駆使して両手持ちしたりもしている。
東南アジア武術のステッキへの応用は以前も紹介した。
machida77.hatenadiary.jp

RMJ Tacticalの新型棍棒12インチ Angry Steve Thumper

soldiersystems.net
タクティカルトマホークで知られるRMJ Tacticalの新型棍棒が発売された。
今回の新製品は全長12インチ(30.5cm)のAngry Steve Thumperだ。
Angry Steve Thumperはテネシー産のヒッコリーを使った棍棒のシリーズで、これまで18インチモデルと24インチモデルが販売されてきたが、今回より持ち歩きやすい短いモデルが加わった。
ヒッコリーだけを素材とするモデルと芯にピューターを入れて重くしたモデルがある。
いずれも単なる円柱状の棒ではなく先端にいくほど太くなる形状でハンドルエンドは滑らないように広がっている。
価格は標準モデルが50ドル、ピューター入りが85ドル。