大学図書館のデータベース・電子ジャーナルの地域開放に向けて

私の勤務先の大学図書館では契約しているデータベース、電子ジャーナルを地域住民が利用できるようにするという計画を進めている。というか進めているのはもっぱら私だ。
この件は、昨年大学図書館のデータベースを市民に - 火薬と鋼にちょっとだけ書いた。
以前から大学に所属していない若手研究者がアクセスできる情報源が限られているという問題があり、その問題に対するウチなりの対応だ。現在の計画では残念ながら大学がある自治体の人間しか使えない。ウチの規模ではそれ以上は厳しいところだ。


この話は昨年からジワジワと実現に向けて進めていたのだが、ようやく本格化した。
今月中にも学内の最終合意をとり、地域の公共図書館からの紹介を通してきた利用者の利用範囲を拡大する。
試験期間もあることだし、実際に利用受付可能になるのは8月以降になる可能性が高い。しかしどこからこの計画に注文がつくか分からない。今後、この計画が潰れないように慎重に事を運ばなければならない。


この件を進めるにあたって、データベース各社に確認したのだが、ウォークインユーザーの利用を認めているデータベースは思ったより多い。他でも同様の学外者のデータベース利用受付を増やせばいいと思う。
なお、ウチで一般の利用を認めるのは次の5つになる予定。
・メディカルオンライン
・JDreamIII
・医中誌Web
・EBSCOhost (CINAHL with full text, MEDLINE with full text)
・最新看護索引Web