火薬と鋼の2015年の記事10選

gryphonさんの年間ベストの呼びかけに呼応し、昨年の火薬と鋼の2014年の記事10選 同様、今年も記憶に残った記事をまとめてみる。
ネットのやり取りやニュースに触発されて書いた記事が多い。

人は首への手刀で気絶するか

手刀で首を打って気絶させられるかどうか、Twitterでのやり取りに触発されて書いた記事。
あまり具体的な話は書いていないが、結構注目された。

一般人の多くは過去の武器を重く見積もりがちなのか?

これもTwitterの影響で書いた記事。
武器の重さのイメージは実態より重く広まっているという話。
例で出したのはヨーロッパの剣だが、こういう誤解は他にもありそうだ。

栄養学部の大学図書館司書が料理技術の情報について書く

仕事絡みで書いた記事。料理の経験が少ない学生とのやり取りを踏まえている。

サファリランドのエイプリルフールは「ライトセーバー・ホルスター」

ホルスター製造で知られるサファリランドのエイプリル・フール用製品ニュース。
最近、海外ではスターウォーズの新作公開でまたこのネタが注目されていた。

小説家になろう」をはじめとする小説投稿サイトの作品に登場する武術

今年、ネットの小説投稿サイトを検索して登場武術や用語を調べる記事をいくつも公開した。
様々な武術・武道・格闘技の登場件数を調べたのが次の記事。
「小説家になろう」登場武術ランキング2015 - 火薬と鋼
「ハーメルン」登場武術ランキング2015と「小説家になろう」との比較 - 火薬と鋼
「ベリーズカフェ」登場武術ランキング2015 - 火薬と鋼
小説投稿サイトの登場武術を調べての雑感 - 火薬と鋼
その後調べたら特定の結果だけ件数が激変していたというのが次の記事。
「小説家になろう」の「古武術」件数が4ヶ月で15倍になっていた - 火薬と鋼
武術名と同様に剣術遣いの呼称(これもTwitter発の話題だ)についても調べた。
「小説家になろう」剣術遣い呼称ランキング2015 - 火薬と鋼
「ハーメルン」剣術遣い呼称ランキング2015 - 火薬と鋼
これらの結果は調べる前の想像とは違ってなかなか面白かった。

業者に選書を丸投げする図書館の話

武雄市図書館で現在使われるとは考えにくい古い資料を受け入れていたニュースに関連して、選書の委託丸投げの話を書いた。
図書館の運営主体の責任や選書の意義にも関わる話だが、こうした委託の実態はそれほど知られていなかったのではないだろうか。

ニューヨーク市警の犬に対する発砲の統計から

日本での犬に対する警察官の発砲のニュースに関連して、ニューヨーク市警の統計を紹介した。
こうした統計があるということは以前から知っていたが、なかなか書く機会がなかった。
アメリカでは警察官が犬への対処を知らず、じゃれている犬まで撃っているという批判もあり、この問題も根が深い。

組体操とふくしま国体の思い出 - 火薬と鋼

最近話題の組体操事故から思い出した昔の話。大人の都合に体育の授業が使われたという体験談。
体育の授業は子供の運動やスポーツの能力・知識を高めるためことを第一義としてほしいものだ。

システマインストラクター見習いになりました&練習会の予告

ステマを教える立場になったという事実が一番のニュース。
司書兼システマ遣い兼ナイフデザイナーという他にない立ち位置を確立しつつある。

ジェームズ・ボンドもシステマ使いだった:システマが登場する海外小説いろいろ(〜2015年分)

またも創作と武術の話。
ステマが登場する海外小説とその描写を紹介してみた。思ったより多くの有名作家の作品に登場している。
こうして見るとスパイや軍が関わるサスペンスものが多い。あと日本の漫画よりも描写として怪しげなものが目立つ。
10選に挙げなかったが、今年も「漫画の中のロシア武術システマ」シリーズを書いたし、創作に登場するシステマについての記事は今後も書くことになると思う。