ある大学図書館とCOVID-19対応(2020年8月)

本業の大学図書館について今月も書いておく。
8月はほぼ夏休みで来館者は来ない。しかし夏には夏の仕事がある。

過去:
ある大学図書館とCOVID-19対応(3~4月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(5月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(6月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(7月) - 火薬と鋼

夏季業務

  • 夏休みのため勤務地の図書館に学生はほとんど来ない。例年より来ない。
  • この時期に蔵書点検と雑誌製本を実施する。この辺は例年と変わらない。
  • 実習や特別授業などを実施するキャンパスもあり、そういうキャンパスの図書館は実習に合わせて変則的な開館時間になった。
    • 図書館の開館時間が一定ではないという状況は今後も続きそう。
    • 今年は新型コロナ対応で実習受け入れをやめた病院もあって、実習もなかなか予定通りに進んでいない。
  • この時期、図書館では夏季長期貸出を行っている。
    • 後期授業がどうなるか分からないので例年より貸出期間を長く設定した。
    • 貸出状況はどこのキャンパスも少ない。

Amazonビジネス導入

  • Amazonの法人サービスをようやく導入することに。
    • それまでAmaonのものが欲しければ教職員は個人で立て替え払いで買っていた。
    • 図書購入などで図書館も関与するので事務処理上も面倒だったが、これで多少緩和される。
    • 新型コロナウイルス対策としての出勤の抑制という事情がなければ導入されなかっただろう。
  • しかし設定の検討から導入後の対応、マニュアル作成まで私が一部関与することになった。
  • そして他の司書への説明や教員の質問への回答もやることに。
  • 今月忙しくなった原因の一つ。

データベースのリモートアクセスの今後

  • 今年度はデータベース提供機関が無償でリモートアクセスを提供したが、8月で多くのリモートアクセスが終わった。
  • 今後はリモートアクセスの契約を行うか、アクセス方式を変えるかするしかない。
    • 既に一部のデータベースは切り替えを行い、学外から利用できるようにしてある。
    • 問題はリモートアクセスの契約にかなりの費用がかかるもので、これは今後検討を要する。

ガイダンス

  • この時期に図書館がガイダンスを行うことは珍しいのだが今年は授業・実習予定が変則的であることから教員の依頼で8月にもガイダンスを実施した。
  • 図書館利用ではなくデータベース利用のガイダンスだ。当然リモートガイダンスでデータベース利用もリモート前提。