ネット小説サイトの格闘技・武術エッセイについて

ここで何度かネット小説サイトの作品に登場する格闘技や武術の情報について調べている。
これまで記事にまとめたのは小説だけだが、実はネット小説サイトでは格闘技や武術に関するノンフィクション、エッセイなども投稿されている。
ネット小説サイト内を格闘技名や武術用語で検索すると、そういった格闘技・武術エッセイもみつかるのである。
多くの場合、何らかの格闘技・武術経験のある人が自分の経験や伝聞、資料などを元に格闘技や武術について書いている。
これが結構厄介で、中にはなまじ経験があるだけに自信を持って偏った知識、間違ったことを説明してしまう例があるのだ。
(ネット小説投稿サイトのエッセイに限った話ではないので、経験者の語る間違った知識に心当たりがある人は多いはず)
例えばセミナー参加、雑誌記事、経験者からの伝聞などごく限られた経験・知識を元に全体について書いたら、実態とずれたものになるだろう。
執筆者が自分の経験や伝聞で得られる知識の限界について注意深ければおかしな記事にはならないのだが、必ずしもそうではない。
自分が練習しているシステマについて言えば、複数のおかしな説明が出てくるエッセイを確認している。
気付かれていないだけで他の格闘技・武術でもそうした例はあるのだろう。

VarustelekaとLowaが開発したSärmä TST M19コンバットブーツ

www.varusteleka.com
Varustelekaが新しいコンバットブーツを発売した。
Lowaと共同開発したブーツでアッパーはコーデュラと革、ソールはLowaの独自パターンを採用。
柔軟なソールと足をサポートするMonowrapと呼ばれるフレーム構造でできている。
防水のためゴアテックスを使用している。靴紐部分はスピードシューレース。
価格は161.99ユーロ。

日本刀の片手切りの話題と剣道の片手打ちの論文

最近また日本刀の片手切りの話題がTwitterを中心に盛り上がっていた。
二刀流の話題とも関連して定期的に出てくるトピックなのだろうか。
片手切りについてはいくつもの流派にその技術があるし、その方面の解説は他で書かれているので、ここでは関連する話題をいくつか紹介しておきたい。

一つは剣道の両手打ち・片手打ちの威力を実験で計測した論文だ。
www.jstage.jst.go.jp
特に結論の5番などは経験がないと意外に思うのではないだろうか。

5, 片手打ちと両手打ちの打撃力を比較すると, 正面打撃では打撃力に大きな差は見られなかった。しかし, 右小手打撃では片手打ちの方が両手打ちよりもすべての方向において最大打撃力値が大きかった。とくに垂直下方向への最大打撃力値では, 片手小手は両手面よりも大きかった。

もちろんあくまでこの実験での結果であって実際の動きとなると変わるであろう状況も考えられる。
しかし片手持ちより両手持ちが必ず強い攻撃ができるというわけではないのである。


次は直接の関連はないが武器の重さをどう認識しているかという問題に関連する過去の記事。
これはヨーロッパの剣の例だが日本でも当てはまるかもしれない。
machida77.hatenadiary.jp


派生して日本の二刀流とは違うが通じる面もある西洋剣術の二刀流について。
machida77.hatenadiary.jp

Thyrmの新製品はギアケースのDarkVault

thyrm.com
www.youtube.com
Thyrmから新しいハードギアケースのDarkVaultが発売された。
防水・防塵のハードケースでMOLLEシステムに対応して装備可能。
このケースに通信機器やモバイルギアを入れた場合に電波をブロックする通常モデルと電波を通すDarkVault-Commsの二種類の製品がある。
通常モデルは黒のみ。価格は89.99ドル。
Commsは黒、FDE、OD、レスキュー(オレンジ)の4色があり、価格は59.99ドル。