ある大学図書館とCOVID-19対応(2020年11月)

今日は久しぶりの休みで時間もあるので本業の大学図書館の11月の動向を書いておく。
授業が増え、教員が忙しくなり、そして図書館にとっては様々な契約の次年度準備が始まる。

過去:
ある大学図書館とCOVID-19対応(3~4月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(5月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(6月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(7月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(8月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(2020年9月) - 火薬と鋼
ある大学図書館とCOVID-19対応(2020年10月) - 火薬と鋼

対面授業と実習の増加

  • 対面授業と実習が増え、それにつれて教員と学生の来館利用も先月より増えた。
  • しかし世間の感染者の増加傾向が続いているため、いつまた対面授業の削減や停止になるか分からない。
  • 教員が忙しいので図書館委員会の会議はメールでのやり取りで終わらせた。
  • 12月~翌年1月に状況がどうなるか読めないので、現状が続く想定と続かない想定の両方で予定を組んだ。

図書館システムバージョンアップ

  • 図書館システムのバージョンアップを行った。
  • このため2日半ほど図書館システムもOPACも稼働停止した。
  • 慌ただしいスケジュール、動作確認とカスタマイズの都合でバージョンアップ直後にオンラインガイダンスできないという問題があった。
  • 対面想定の従来のガイダンスよりオンラインの様々な方式のほうが変則的な状況では実施しやすい。

雑誌やデータベース、電子ジャーナルの次年度契約

  • 普通、雑誌等の年間購読は10月くらいに代理店である書店から注文確認が来るのだが、今年は非常に遅く11月になった。
  • 電子ジャーナルに至ってはまだ見積もりが来ない(11月半ばに送るという連絡が10月下旬にあったのに)
  • 営業担当の能力の問題なのか書店の問題なのかさらに相手の出版社の問題なのか。
  • データベースについては例年通り問題なく見積もりが来ているが代理店が雑誌と違う。
  • 学会・協会が出している学術雑誌のオンライン化が進んでいるがCOVID-19対応でそれがさらに進み、来年また冊子体の雑誌が減る。