2008-05-01から1ヶ月間の記事一覧

イングラムの新しいかたち・MAX-11

日本ではイングラムの名で知られる小型サブマシンガンのMAC-11は、フィクションの世界では人気のある銃だった。映画や小説、マンガにも登場し、トイガン化もされている。実銃の世界ではだいぶ前から時代遅れの銃だとされているが、この銃をアップデートしよ…

断片化した銃の知識は都市伝説となる

銃の話に限ったことではないが、一般に広く知られる知識はかなり断片的でトリビア的というか、かなり雑なものになっていることが多い。間違っていることもしばしばある。そのため映画や小説といった創作での銃の知識がかなりおかしなことになっていることが…

STI社のポリマーフレームオートGP6

http://www.grandpowerusa.com/ あのスロバキアのKinex Grand K1の流れを汲む銃がSTIブランドで発売されることになった…と言われて分かる人が日本に何人いるだろうか。Kinex Grand社は現在のGrand Power社の前身であり、K1というロータリー・バレル・ロッキ…

ウォリィ・ヘイズ作ショートタクティカルカスタム

先月、ウォリィ・ヘイズ作Black Tacで紹介したナイフのショートバージョンが届いた。ショートバージョンと言ってもただ短くしたのではなく、細部に変更を加えている。見る人が見れば分かるだろう。これは雑誌(アームズマガジン2005年4月号)に掲載されたの…

クロアチア共和国警察の過去の銃

http://www.mup.hr/main.aspx?id=1120 先日、上記URLの一番下の銃の画像だけアメリカのWebサイトで紹介されていた。私はてっきりソ連の試作かと思っていたら違ったらしい(実在しない可能性も考えた)。見ての通りクロアチアの銃で、しかも警察で使われたと…

ASP2000

S&WオートのM39をベースとしたカスタムガンASPが復活するという情報が、以前流れた。この復活するASPの名前はASP2000で、細部は異なるが特徴的な部分をほぼ継承した銃となるはずだった。 http://hometown.aol.co.uk/jdarkcrown/myhomepage/gadget.html 2004…

関アウトドアナイフショー2008春

関の刃物と町おこしの一環として開催された関アウトドアナイフショーに行ってきた。 今回の写真は下にまとめてある。撮影したメーカーは松田菊男、吉川英治、田辺一寿、鈴木美朗、二部幸夫、武藤美彦、キャプテン小山、佐治武士(撮影順・敬称略) http://me…

『イノセンス』バリケードポジション問題

はてブを見ていたら下のようなエントリをみつけた。 『イノセンス』に見る監督と原作者の考え方の違い。「銃撃戦で利き手の側にバリケード。隠れながらどっちの手で撃つ?」→士郎正宗 「利き手だろ」→押井守「非・利き手だろ」 正解を言えば、体をなるべく遮…

こうなれば良かった美味しんぼ

ついに海原雄山と山岡士郎が和解というので話題になっているが、あの展開で納得できた人はどれだけいるのだろうか。私は伏線がかなり前からはられていたので正直飽きていてどうでもいいと感じた。あの原作者もすっかり話としての面白さを出せなくなっている…

『プルミエール 私たちの出産』とどうしようもない腹立たしさ

今更の話だが、なぜ超映画批評がオタク系の個人ニュースサイトやブログでもてはやされるのだろう。あの原因がよく分からない。まあ、その辺の話は破壊屋さんでやられているので置いといて、これはひどいな、と思った映画とその評について。 『プルミエール …

チェコの次期軍用アサルトライフルCz S805

http://www.securityarms.com/forums/showthread.php?t=925 http://i62.photobucket.com/albums/h90/REMOV/IDEB2008/_CZS805_01.jpg SecurityArmsやMilitaryphotos等のフォーラムでチェコの新しいアサルトライフルCz S805が紹介されている。下の写真はそのう…

Leupoldのフラッシュライト

http://www.leupoldmx.com/ 銃の光学機器で有名なLeupold社がフラッシュライトのMXシリーズを公開した。これは最初からモジュラー式になっていて全てのパーツに互換性がある。現在、4種類のヘッド(キセノン球、LED、切替機能によるバリエーション)、2種類…

ST-1 F.A.S.T. System

http://www.youtube.com/watch?v=kdNJ3_z2KAk M4/M16系のマガジンチェンジ専用の装備ST-1 F.A.S.T. Systemが話題になっている。このシステムはSTRAC Technologiesが開発したもので、マガジンを一定の位置から取り出すことができる「マガジンのためのマガジン…

今日明日はヒマです。ブラックホールは行かない。

今更ながらのカスタムナイフ業界の話

カスタムナイフショーに行って参加者(メーカー含む)と話をすると、日本のカスタムナイフ事情についての話になることが多い。毎回似たような話をしているので、覚え書きとしてまとめてみる。 ・まず日本唯一のナイフ専門誌であるナイフマガジンの内容の貧し…